<東北はまだ植民地だった>見せかけの豊かさ・・迷惑施設を公共事業と引きかけに引き受けている沖縄と同じような役割を担わされてきた地域だったという点、高度経済成長の負の遺産だという点にまず共感をおぼえた。
そして赤坂氏が提唱し、マスコミに黙殺された「自然エネルギー特区構想」についてもその存在をしることができた。政府もマスコミも原発に不利な報道はなるべくしないようにしている。巨大利権のからんだマスコミの偏向報道のひどさは目を覆う限りだ。今日本に生きている若者すべてに現地をみてもらってこの社会の復興になにができるか、みんなでイマジネーションを働かせることが極めて重要。3.11は新しい社会の入り口である!「がんばれ日本」なんてことばは日本人口の30%を占める東京圏が危機になったから出てきた言葉であってそんな言葉で踊っていたらすぐに忘れてしまう!<原発と民主主義は両立しない>これをもっともっと理解しないと、政府とマスコミのアジテーションに負けてしまう。勉強が必要だ。
<メモ>
・ダイバーの証言:震災の3時間前、海から魚が消え、海が赤く染まった。まるで海が血を流しているようだった。恐ろしくなってそのダイバーは陸にあがり、やがて津波が押し寄せて来た。
・マスコミ報道がしなければならなかったこととして元日本軍慰安婦の宋神道さんが被災した件がある。慰安婦保障を訴える人も震災には募金している、当時韓国の新聞では騒がれていた。実際安否確認に走っていた民間の人々もいたのに、政府もマスコミも取り上げることはなかった。
・「日本の転換点」「第二の敗戦」「がんばれ日本」等と言っていたのはほとんど東京より西の人達だった。
・同心円の幻想:広島原爆のときと同じ轍を踏んでいる。実際には放射能は風向きや地形によって大きく広がり方が違う。決して同心円にならない。この円で被爆認定がかわるのは如何にも官僚的視点だ。
・場当たり的基準:許容被ばく量が決まらない。1年間1ミリシーベルト(放射能管理区域)だったらすでに福島市全体が含まれる。政府はまだ右往左往している。
・現場を歩きながら「現場だからわからないこともある」と言い切るあたりの視点は重要だと思う。
・赤坂氏は学習院大学教授(民俗学)、福島県立博物館館長であり、「東北学」提唱者。東日本大震災復興構想会議委員でもある人物。小熊氏は慶応大学総合政策学部教授、山内氏は宮城県出身の一橋大学博士課程在学中の研究者
・在日3世の李相日監督が作った「フラガール」は福島を考える重要なヒントになる。